PRODUCT
フルーティーを越えた樽熟成の香りとまろやかさを五感で体感できる酒
日本酒が持つ米の旨味や雑味は時に飲む人に日本酒は苦手と思わせることも。
しかしそんな日本酒もフルーティーさを醸し出し、南国のパインや洋梨、ライチに似た香りやオレンジの皮の酸味といった例えをするものもあり、丹念に丹精込めて製造した日本酒を象っている。
しかし私たちが求めたものは、そんな単なるフルーティー感だけとは違い、日本酒の味や香りを、フルーツなどに例える事だけで済ませるのでは無く、長い歴史に裏打ちされてきた日本独自文化ともいえるジャパニーズオーク樽熟成という方法を選んだ。
これにより世界中の蒸留酒関係者が注目する独特のジャパニーズオーク樽の香りやまろやかさを酒に与え、これまで出会うことのなかった新しい酒を提供することが出来る。
日本酒が少し苦手な方にも、繊細な例えが少し理解できなかったという方にも、日本酒の新しい進化を鼻と舌で十分に感じていただけるのがこの「樽熟成酒」と言える。
BACKGRUOND
本気で造る酒を味わってほしい
2018年にワインにおける地理的表示(GI)を国内で2番目に取得した北海道は、今では50か所にも迫るほどのワイナリーがある。その中でも世界を駆け巡ったニュースとして、フランス・ブルゴーニュで300年の歴史を持つ世界的ワイナリーが北海道に惚れ込み新たなワイナリーを道南エリアに誕生させた。またウイスキーやジンの蒸留所が次々に誕生し世界に向けて発信し始めた。日本酒の酒蔵もここ5年で3か所が新たに誕生や移転などしてきて、まさに北海道は酒どころといえる環境が整った。
いまだ7割が森林地帯の未開拓な大自然・北海道には、様々な食品原料があり、特に農産物は他地域には真似できないほど多種多様で高品質なものばかり。そして原生林が生い茂る森にそびえ立つミズナラの木。それは世界中が注目するジャパニーズオークの原木。米どころと言われ始め、気候や地域性にマッチした品種改良から、おいしい米が育まれ、いまや全国第二位の生産量を誇る北海道米。この美味しいお米と雪融け水が長年かけて地面でろ過された伏流水を使って仕込んだ北海道の酒。多くの蔵が一世紀、100年以上にも渡り磨き続けてきた酒造りの技から生み出す酒は、まさに芸術作品そのもの。いまこの大自然の恵みを活かした新しい酒造りに、北海道が本気に取り組んでいる。希少で手間と時間を惜しまず生み出した北海道の新たな挑戦をぜひ多くの方に感じて欲しい。
FEATURE
-
北海道産にこだわり徹底した原料の選定
日本酒の原料は主に米と水。 水は雪解け水が長い年月をかけて濾過された豊富な伏流水を利用。米はいまや米どころと言われる北海道産米に限定し、高品質な米だけを選別。気候変動や長年の関係者の尽きない品種改良という努力で誕生した原料米は、全国の酒蔵も利用するほど。北海道産酒米の吟風、きたしずく、彗星の中から選りすぐり、樽熟成に合うものを使用。
-
北海道自生ミズナラにこだわったジャパニーズオーク樽
ミズナラとはどんぐりの木として知られるブナ科コナラ属の落葉広葉樹。日本全国どこにでも自生しているが、北海道は日本の代表的産地。そのミズナラを使った樽は、白檀(ビャクダン)や伽羅(キャラ)などの香木を思わせる独特の香りが特徴で、ジャパニーズウイスキーの特徴的な香りの源として、近年「ジャパニーズオーク」と呼ばれ、世界中の蒸留酒関係者、ウイスキー愛好家の注目を集めている。 しかしこのミズナラから樽に加工できる原木が少なくなってきている。最低でも地面から4メートルの高さで、直径が40センチ以上、真っすぐに捻じれなく、枝も傷もないものが選ばれる。その割合は1%にも満たないとも言われる。このミズナラ樽もまた北海道で自生した原木に限り使用。北海道で生まれた酒を北海道の原木で造った樽がゆっくりと静かに熟成させる酒。飲みながら北海道の大自然を味わうことが出来る酒。
-
樽熟成に適した日本酒造りを徹底・精米歩合を非公表のわけ
とかく日本酒の優劣を“精米歩合”という数字で表現する風潮に一石を投じ「北酒 樽熟成酒」は精米歩合は非公表としている。それはなぜか?!ジャパニーズオークを最も感じられ、その中にも日本酒が持つ甘美な香りやまろやかで複雑な味を表現するのに、精米歩合というただの数字には意味がないと考えたから。精米歩合という誰かが定めた固定観念を忘れ、ただ目の前にある酒の優雅でふくよかな香りを愉しみ、北海道の大自然を思い浮かべながら口に運んでいただき、喉を通ったあと北海道の大自然の恵みに感謝してほしい。そんな酒を研ぎ澄まされた感性で味わってほしいからこそ「北酒 樽熟成酒」は余計な情報を省いている。
-
徹底した北海道テロワールの実現
原料米も樽原料も徹底して北海道産に限定。これはまさに「北海道テロワール」の実現。我が国最大の食料基地と言われる北海道。自給率の向上や災害などによる他地域の補完的役割以上に、将来に渡って安全で良質な食料が安定的に供給されなければならないという基本的役割を担っている北の大地。この北の大地が生んだ新しい酒は、まさに北海道の大地が生んだ奇跡の酒。米も酒の作り手もすべて見えるからこそ安心を得られ、この味に共感を覚えられる。
-
北海道の酒蔵が集まった協働プロジェクト
「北酒 樽熟成酒」は、北海道内にある複数の酒蔵との協働プロジェクト。1社では出来ないことも、複数で寄り集まれば多くのことが可能となり、各社の知恵や技術を持ち寄って、更なる高品質化へと進化できる。またそれぞれの個性や特徴に磨きをかけて、各社で競い合うように成長することもできる。いまやアルコール飲料の中で日本酒が選ばれる割合は6%未満。少ないパイを奪い合うよりも、奪われた割合を新しい市場を開拓して取り戻す。酒どころ北海道の意地を持って、互いに協力し、刺激しあって新たな領域の開拓へと挑戦していく。その第一歩がこの「北酒 樽熟成酒」。
ITEMS
SOLD OUT
北酒 田中酒造
小樽/田中酒造×幌延町産ミズナラ樽
NEWS
- 2022.9.5第一回Oriental Sake Awards 2022純米酒部門で銀賞獲得!!
香港で開催された第一回Oriental Sake Awards 2022のメダル受賞酒が発表されました。「北酒 田中樽酒1102」が純米酒部門で銀賞を獲得しました。9部門に対して437点の出品があった中で、金賞32点、銀
- 2022.7.6新千歳空港ANAスイートラウンジで試飲を開始しました
- 2022.2.25北酒 樽熟成酒 新サイトオープン
北酒 樽熟成酒 新サイトオープンいたしました。